わたしは高校生の頃、その高校生バージョンの「高校生クイズ」に2回ほど出たことがある。
千葉の田舎から埼玉の所沢にある西武球場(当時)まで、友人たちと一緒に(高校生クイズは3人1組で1チーム)えっちらおっちら出かけたものだ。
自分が出場した回のクイズだったかどうかは記憶に定かでないが、出された問題の中に、「北海道から沖縄まで、電線を地上にまっすぐ張ることができる」みたいな問題が出た。
ただし、「電線が自重でたるむ」という現象は除外(電線の重さはゼロとする)。
答えは「できる」か「できない」か――「Yes」か「No」のどちらか。
確かわたしは「できる」=「Yes」と答えたと思う。
しかし、実際の答えは「No」。
北海道から沖縄までまっすぐに電線を張ったとすると、電線は途中で地下数100メートルだか数キロメートルだか数十キロメートルだか、もぐってしまうので、「地上に」まっすぐ電線を張ることはできないのだだそうな。
答えを知らされた時は、「へ〜、そうなんだ」と驚くと同時に、「そうか、地球って丸いんだなあ」ということを頭で理解させられた瞬間となった。
その後、高校3年生の時に九州の大学を受験した(こっちは落ちた)。
受験当日の朝、頼んでもいないのに早朝、「朝はちゃんと起きてるだろうか?」と心配した親から電話がかかってきた。
ちなみにわたしは子どもの頃から、誰かに起こされなくても時間通りにきちんと朝は起きられるタイプ。
「勘弁してくれよ。頼んでねえよ
ホテルの窓のカーテンを開け、「えー、わっかんないよ。まだ外、真っ暗で、星が出てるもん」と答えると、「こっちはもう日が出てるけど」と親は言う。
ええ?
ああ、そうか。九州は関東より南というより西だから、時計が示す時刻は明石の標準時間で一緒でも、実際の日の出の時刻は異なるのか。
これが「そうか、地球って丸いんだなあ」ということを、体験として知った瞬間だった。
そんでもって那覇。
沖縄に引っ越してよかった、と思うことのひとつには、「冬でも夕方が明るい」というのがある。
東京や千葉だとこの時期、夕方の4時半くらいには日が沈んで、5時になる頃には外は真っ暗になっちゃうんだよねえ。
昼間のバイトなんかをしてる日は、1日中建物の中にこもってて、夕方にバイトが終わって外に出るともう真っ暗で、「ああ、なんかさみし〜」と思わされたものだ。
しかしその点、日本の南でもあるが、西でもある那覇は違う。
冬でも一番早い日没時刻は、今年は午後5時37分。
ちなみに東京は、今年の一番早い日没時刻は午後4時34分なので、那覇とは1時間くらい差がある。
う〜ん、地球って丸いんだね。
12月6日の今日の那覇の日没時刻は午後5時38分で、今後は徐々に日没時刻は夜遅くなっていく。
だから、冬に沖縄へ旅行に来ても、関東みたいに夕方暗くなるのが早くてつまんないってことはないんだよねえ。

本日午後4時頃の那覇の空。まだまだふつうに明るい。

本日午後4時半頃の那覇の空

本日午後5時半頃の那覇の空。ようやく夕暮れ。
ただし、いいことばかりではなくて、東京よりも日没時刻が遅い分、日の出の時刻も遅くなるのが難点だが。
12月6日の今日で、那覇の日の出時刻は午前7時3分。
これはこれからもまだまだ遅くなり、一番遅くなるのは来月の中旬頃の午前7時18分となる。
午前7時を過ぎても日が出ていないというのは、関東で生まれ育ったわたしには、なかなかなじみがないね。
朝、早起きしても、外に洗濯物が干せないので不便。
韓国は日本と時差がない。ということは、ソウルなんかはこの時期、もっと日の出が遅いんだろうなあ。
ふだんはほんと忙しくて、青い海も見えないし(笑)、自分が東京にいるのか沖縄にいるのか、あまりわからんというか、変わらない生活をしているけど、午後5時を過ぎても明るい師走の西の空を見ると、ああ、いまわたしは日本の西にいるんだなあ、東京にいるんじゃないんだなあ――と感じさせられる。
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